やなこクラブ

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新卒で中小ITに入社しドナドナされた話2【漆黒のドナドナ編】

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こんばんわに。やなこです。

「新卒で中小ITに入社しドナドナされた話」の続きです。

 

 (前回はこちら)
yanakomarket.hatenablog.jp

 

 今回はドナドナ編です。

  

● 始まるドナドナ


ある日、面談の予定が入る僕将。


営業「案件見つけた。a社と面談〇日あるから。相手にあいさつしたら俺は帰るから。後は面談頑張って」

ぼく「はい(なんでこんな偉そうなのこいつしばくぞ)」

 


〜面談当日〜


ぼく「待ち合わせ場所についたぞ!」

a社営業「やあこんにちは」

自社営業「初めまして〜。(略) ではお願いします」

a社営業「はい」


ここで自社の営業は帰り、取り残されるワイとa社社員。

そこに突如現れる一人のリーマン(b社)。


b社営業「やあこんにちは」

a社営業「初めまして〜 (略) ではお願いします。私はここで。お疲れ様です。」

ぼく「…?」


a社の営業はそそくさと帰っていく。

そして、颯爽と現れる一人のリーマン(c社)。


c社営業「やあこんにちは(スッ」

b社営業「初めまして〜。ではお願いします。(カエリー」

ぼく「…」


帰るb社 現れるd社


d社営業「やあこんにちは(スッ」

c社営業「初めまして〜 (略) それじゃお願いします。」

d社営業「じゃあ面談行こうか」

ぼく「(なにが起こってるんだってばよ)」

 

 

つまり、

「a社の会社員としてb社に入り、b社の会社員としてc社に入り、c社の会社員としてd社に入り、d社の会社員として面談を受けに行く」

という衝撃の事態が起こっている。

 

これが忍法「多重下請けの術」である。 

こういった、間に何社か挟まって客先に入ることも往々にしてあるのだ。 


法的にはグレーとかなんとかで業態とか細かいところは正直あんまり分からない。

けどとりあえず、


「アンタたちを会社間で又貸しするわよ〜(はぁと」

 

ってアレになってる。


こうして悲しくもドナドナされるエンジニアは蔑称として

IT土方だとか言われ、

ドナる会社側は「人売りIT」とか呼ばれたりする。

 

現場に入ると仲介に入っている他の会社を名乗り仕事する事になるので、

自分が本当に所属している会社を名乗ることもなくなる。

 

 

 「ーーーー僕は…なんなんだ……?」(2回目)

 

 

こうして僕はドナドナされ客先へ入ることになる。

その先にとあるひとつの 暗黒客先(ダークネス・クライアント)が

待っていようとは

このときの僕は知る由も無かった…。

 

 

続く