新卒で中小ITに入社しドナドナされた話1【暗黒の舞踏歌編】
こんばんわに。やなこです。
「新卒で中小ITに入社しドナドナされた話」の続きです。
(前回はこちら)
今回はSES 編 序章です。
●監獄
入社するとまず、外部研修(研修センター的なところ)にしばらく行く事となる。
そこには、色々なIT中小企業の新入社員が集められ
1つのクラスとして研修が行われる。
「社会に出たら誰も助けてくれない」
「休日は遊ぶ為でなく、身体を休める為にあるもの」
と、ありがたいお言葉を頂戴した。
講師自ら「うちはスパルタ」とイミフに豪語していたが嘘偽り無かった。
あまりのアレさに、この段階で退職者が出たりとなんかまぁ色々あったが
外部研修を出所終えた。
中小ITには入社後、右左も分からない赤子をすぐ開発現場にぶち込む所もあるそうなので
今思うと研修があっただけマシだったのかもしれない。
● 闇への供物
それからは客先で仕事をすることになる僕将。
先に言ってしまうと、弊社は「SES」会社で
「客先常駐」いう働き方をしており、中小ITにはこのSESが蔓延っている。
客先に入って労働することで、客先から報酬として金を貰う。
それが会社の売上になる。
単純な話だけすると、客先に社員を入れれば入れるだけ儲かる。
とりあえず、小難しい事は抜きに超ざっくりいうと
「あなたの会社にヘルプで入ってシステムつくるの手伝うわよ〜(はぁと」
会社である。
しかし、客先に
「やなこ、いきマーーーーーース!!!!」
といきなり入れるわけではない。
客先との面接が必要なのだ。
そして、「面接」とは言ってはいけないらしく業界では「面談」と称す。
ウォルデモートかと思ったよね。マジで。
その「客先」は自社営業が求人を探し、求人先にコンタクトをとって
色々やりとりして最終的に「面談」となる。
大体は、自分と自社営業の二人で相手と面談に向かうのだが、
「○日に面談あるけど、俺は行かないから。今日頑張ってきて」
と、ひとりで行かされることもよくあった。
面談といっても普通にやることは面接。
自分のスキル、仕事への価値観、長所短所などを聞かれる。
特技や休日の過ごし方などを聞かれる人もいるそうだ。
ある時、電車にゆられ面談先へ向かう僕。そこでふと思う。
「あれ……? これ就活と変わんなくね…?」
正社員で会社に入社したのに
なぜか他の会社との面接を繰り返し、働き口を探している。
"そういうもの"と言われてしまえばそれまでなのだが……。
「ーーーー僕は…なんなんだ……?」(1回目)
そして、僕はさらに衝撃を受けることになる。
続く